こんにちは。もねこです。
私の今の目標は、「自己コントロール力を上げること」。
というわけで、最近、感情のコントロール方法についての本を読みまくっています。
具体的に言うと、コントロールしたいのは「怒り」です。
イライラしたりムカムカして、人に八つ当たりしたり自分を責めたりするのってとってもしんどいので、まずこれをどうにかしたいなあと思った次第です。
色々調べていくうちに、「怒り」とは、「期待」から生まれるものだということを知りました。
誰かに何かを頼んだとき、そのとおりにやってくれると思っていたのに、やってくれなかった。
私はこんなに頑張っているからもっと優しく、大切に扱ってほしいのに、誰もそうしてくれない。
私は本当はもっとうまく、ものごとを進められる完璧な人間のはずなのに、できない。
平凡な毎日が過ぎていくはずなのに、実際は波乱に満ちて、私は不幸な毎日を送っている……。
こういう、「理想」と「現実」の落差が、怒りを生み出すようです。
感覚的には、「わかる~」ってかんじなのですが、わかったからといって怒らないかっていうとそんなでもない。
さらにここから、色んなことを諦める必要があるんです。
ちなみに、「諦める」というのは、悪い意味じゃなく、「明らかにする」というのが語源であるとのこと。
そうなるに至った過程を、主観を挟まずに明らかにして、受け止める。理解する。のが、大事だそうです。
理屈ではわかっててもそううまくは行きませんが、日々これ修行なり。
ぼちぼちやっていきたいと思います。
「怒り」は「期待」がかなわないから起こる。「期待」とは?
前置きが長くなりましたが、つまり、怒りを理解したければ、まず自分の「期待」――何を欲しいと思っているのか?を、知る必要がある、ということです。
「いや、でも、別に欲しいものなんか、そんなにないけどなあ」
と思う人は、ぜひ、自分の“嫉妬心”について、見つめてみてほしいです。
個人的に、一番自分の欲しいものを知るための指針になるのが、この“嫉妬心”だと思っています。
悪いものってとらえられがちですが、私は自分の嫉妬を見つめるのがけっこう好きです。
嫉妬心が湧いてくると、「あ、私は心の底からこういうものが欲しいと思ってるんだな!」と新鮮な気持ちになれるからです。
例えば、私は独身ですが、街行くカップルを見ても、友人が結婚しても、子どもが生まれたと聞いても、心の底から祝福できます。
“モテ自慢”をされても、すごいなあ、かわいいもんねえ、と特に何も思わず、うんうん頷くことができます。
彼氏や旦那ののろけとか、進んで聞きたいくらいに好きです。幸せのおすそ分けをしてもらったような気持ちになります。
みんなドンドン結婚して、子どもを産んで、幸せに生きて行ってくれたらいいなと思います。
つまり、今のところ、私は“恋愛”“結婚”“モテ”というあたりに興味がないのです。
欲しくないから、他の人がそれを手に入れていても、よかったね、と心から祝福できます。
また、私はダイエットをしていますが、ものすごくスタイルがいい人がいたら、すごいなあ、努力したんだなあ、と尊敬します。
うらやましいなあ、とちらりと思いますが、嫉妬というほどでもなく、憧れって感じです。
“痩せの大食い”という言葉がありますが、たくさん食べても太らない、という人の話を聞いても、そうなんだ、それってちょっと大変かもねえ、という気持ちです。
大食いyoutuberの動画をすすんで見るくらい、おいしく楽しく食べている人を見るのは好きです。
これは食に興味がないわけではなくて、どちらかというと“綺麗なスタイル”や“おしゃれ”に、そこまで興味が無いからです。
いえ、もちろんダイエットをしている以上、キレイになりたいし、スタイルを良くしたいし、おしゃれもしたいのですが、優先順位はそこまで高くはない、ということです。
優先すべきは、「健康的な身体づくり」であって、私にとって「スタイルのいいカラダ」は、副産物なのです。
じゃあ、私はどんなとき、どんなことを聞くと、腹の底からムラムラと嫉妬心が湧いてくるのかというと……。
「生まれたときからずっとお金持ちで、今もお金になんら不自由していない」とか。
「ずっと貧乏だったけど、一念発起して起業。大成功して年収3億円」とか。
「ある程度稼いでセミリタイア。生活に困らないだけの収入を得てのんびり暮らしています」とか。
「宝くじ10億円当てて、幸せに暮らしています!」とか……。
もう、こういう話を聞くと、嫉妬心がごおお……と渦巻きます。
なんてうらやましい! なんてねたましい! なんって幸せな人生なんだ!! とハンカチを噛みたくなります。
さて、私は何を羨ましいと思っているのか?
わかりやすいですね。“お金”です。
私はこの世で一番、お金に執着しています。
お金がたくさんあれば、私は幸せになれると心の底から信じているからです。
私がすべきことは、もっとお金を稼げるように、スキルアップすることでしょうか?
それとも、お金への執着を手放すことでしょうか?
たぶん、どちらでもなく、お金を手に入れて自分がどうしたいのか?
お金を手に入れて、何が欲しいのか? ということを、明らかにすることなのだと思います。
ブランドもののバッグが欲しいなんてこと、思ったこともありません。
海外旅行に行きたいだとか、リゾートホテルで豪遊したいだとか、全然思いません。
たくさん友人を呼んでホームパーティーを開きたいとも思いません。
それを手に入れている人の話を聞いても、全く羨ましくなりません。
ただ……お金に振り回されない生活。
病気になったとき、休める生活。
仕事が嫌になったとき、やめられる生活。
なにか突発的な事故が起きた時、困らないだけのお金……それが欲しい。喉から手が出るほど、欲しいです。
でもそれは、本当に、たくさんお金を稼ぐことでしか、手に入れられないものなのでしょうか?
もっと別の方法も、あるんじゃないでしょうか??
……とまあ、こんなかんじで、自分の欲望を明らかにして。
対処法を探していく。というのが、たぶん、自分が生きやすい生き方を探す、ひいては怒りに振り回されない方法を探す。ってことなんだろうな。と、今の私は理解しています。
嫉妬は欲しいものを知るための良いきっかけになる!
これが正しいのかはわかりませんが。
でもとりあえず、“嫉妬心”は、本当に、自分の欲しいものを探す、指針になってくれる便利なものだなと思います。
だから、あなたがもし、嫉妬心で困っているなら。
誰かに、何かに対して、嫉妬心でイライラして、困っているなら。
自分の嫉妬心を、じーっと見つめてみてください。
自分の心をごうごうと燃やしている、その火種はいったい、なんなのか?
その火種の奥の奥の奥にある、自分が本当に欲しいものは、なんなのか?
お金がほしい。なぜ?
安定した生活がほしいから。なぜ?
生活が不安定になることによって、焦ったり、振り回されたりしたくないから。なぜ?
何かに追い立てられたり、責められたりするのが怖いから。
でも。それって、大きな借金でもして、借金取りに追われるとか。
犯罪を犯して、警察につかまるとかしなければ、別にそんなことにはならないのでは。
じゃあ、何から逃げたいの?
何が怖いの?
何があなたを責めるの?
それって「私」じゃない?
「私」が、「もっとお金を稼いでおけば」「もっと能力があれば」「もっとまともな人間だったら」って、「私」を責めるのが、怖いんじゃない?
じゃあ、それを解決するためには、お金を稼ぐことじゃなくて。
困ったとき、しんどいとき、追い詰められたとき。
「私」や、「他の人」を、責めるばかりの「私」にならないように。
そういうこともあるよね、って受け入れられる「私」になれるように、訓練していくほうがいいんじゃない?
こんなふうに、正しいかはわからなくてもいいから、ひたすら深く掘る「きっかけ」にしてみてください。
嫉妬心はなくならないかもしれないけど、でも、「私はこれがほしいんだな」って、努力の方向性が見えてくると思うので。
そっちのほうが、ちょっと気が楽になるんじゃないかなと思います。
そんなかんじで。
ちょっとでも楽になるように、毎日を生きていきましょう!
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